⑥ 諸芸上達祈願

 

諸芸上達祈願

 〝道の神・宗像三女神〟による柔道、剣道などの武道。そして書道、茶道など、芸道の腕前向上。

 さらに芸術・芸能に優れた市杵島姫命による絵画、音楽、演劇、舞踊、工芸などの上達。

 また、幼少の頃より情緒豊かな和歌と格調高い漢詩を作られ、文武両道で優れた才能の菅原道真公の御神威を賜るようおこないます。

     

  

 七福神の弁天様(弁財天)と同じとされ、芸能、絵画、書道、文学など多くの芸能、芸術、芸事に関わる人たちから厚く信仰されています。さらに知恵や富をもたらす神として崇敬されています。

 

  

 5歳で情緒豊かな和歌を詠み、11歳で格調高い漢詩を作り、若くして文才家として一目置かれる存在でした。菅原家は学問の家で、中でも道真公はとくに優秀だったのです。

 

 学問以外でも弓で百発百中の腕前を持ち、文武両道に傑出した人物として知られます。

 

 道真公が太宰府へ左遷される際、邸宅に植えた梅との別れを惜しんでいると、その梅が一夜のうちに太宰府まで飛んでいく「飛梅伝説」があります。ここから天満宮や天神社は「梅の紋」が用いられるようになりました。

 

 今では学問や書道上達の神として知られますが、道真公(天神様)のご利益は農耕、正直・至誠、冤罪晴らし、渡唐天神、芸能の神、厄除けとされます。